2020.01.14

2019年12月に読んだ本

2019年12月に読んだ本
今更12月に読んだ本を書くのも気が進みません。12月は、10日近く旅行に出ていたので、読んだ本が少ないです。それに小説が見当たりません。努力なく眺められる本が多かったようです。そんな中で面白かったのは、パパラギという本です。1910年ごろのはなしでサモアの酋長がヨーロッパで見聞したことを元に、ヨーロッパ文明の全否定をするという、爽快な話です。語られる言葉が現代の日本に向けられているようです。
かぼちゃと風船画伯。ひと月前によんだ池内の『恩地考四郎 ひとつの伝記」の中に何度か言及されていた画家谷中安規いたので読んでみた。思った以上に壮絶な人生に驚かされた。
台湾物語、とてもいい本だった。安易な台湾案内ばかり読んでいたのでいい本に出会えてよかった。台北でない台湾になぜこだわるのかがよくわかる本だ。どこかに軸足を置いて台湾について語るということを厳しく拒絶する。この著者が拒絶しているのではなく、台湾が厳しく拒否しているのだろう。

 

2019年12月の読書
パパラギ はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集 ツイアビ
台湾物語 「麗しの島」の過去・現在・未来 新井一二三 筑摩書房 2019.4
かぼちゃと風船画伯 愛と幻想の版画家・谷中安規の生と死と 吉田和正 読売新聞社 199812


すごいトシヨリBOOK トシをとると楽しみがふえる   池内紀 毎日新聞出版
2017.8 
夢の町―桑原甲子雄東京写真集 (1977年) 桑原甲子雄 晶文社 1977 
ざんねんな食べ物事典 東海林さだお 文藝春秋 2019.5
ひんなり骨董 菊地信義 平凡社 200206
わがまま骨董 菊地信義 平凡社 199308
日本・東洋 美のたからばこ 和泉市久保惣記念美術館の名品 松濤美術館 2019.11
「いま」作りたいものが全部ある!野菜たっぷりおかず122品。 オレンジページ 2019.7
地球の歩き方 D10 台湾 編集室 ダイヤモンド・ビッグ社 2017.4
地球の歩き方 D11 台北 「地球の歩き方」編集室 ダイヤモンド・ビッグ社 201512
遠近で描く風景スケッチ・テクニック 山田雅夫 グラフィック社 200912

 

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2020.01.05

謹賀新年

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あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い申し上げます。今年彫った版画をアップします。「醸」という字です。元の字は蘇東坡の書いた字です。

お米ゃぶどうが酵母の働きでアルコールと炭酸ガスに分解しワインという新しい飲み物に変化していくこと。それが「醸」ということなのでしょう。いつの時代も人々が酵母のような働きをし時代を変化させていくのでしょう。僕の若い時代には、私たちの活動が確実に酵母になって新しい社会が醸し出されたと思っています。もっともいつもアルコールと炭酸ガスでおいしい飲み物になるとは決まっていません。失敗すると腐った酢になってしまうこともあるようです。

今年もよい歳をお過ごしください。

 

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2019.12.09

2019年11月の読書

2019年11月に読んだ本

気が付いたら11月も10日になってしまいました。この歳になれば年末など関係もないくせに、気ぜわしく感じるのはなぜなのでしょう。

11月は、めずらしく集まりが多かった。といっても週に1回程度で、ひと月早めの忘年会といったところてした。小学校同期会、フィリッピン料理の会、某先生を囲む会、クルーズ途中の香港系カナダ人自宅へご招待などです。

街歩きでは、珍しく新しい物に飛びつきました。今月はオープン直後のグランベリーパーク、渋谷スクランブルスクエアなどひさしく足が遠のいていた商業施設です。予想通り、物を買いたいという気持ちを喪失したものにとっては、なんとつまらないところで競い合っているのだと思うばかり。

そのほかに散策したのは、パルテノン多摩散策(驚くべきことに近辺には無料で入れるミュージアムが4つもありました)、京成上野公園駅跡見学(閉鎖されていて東博に行くときに入ってみたいと思っていた駅跡です)、鶴見の海芝浦(このブログで紹介ずみです)、芝増上寺散策。後ろの3つは不思議なことに初訪問。長い間東京に住んでいて初訪問というのはすごいとへんな自慢。

今月から、とても面白かったものはアマゾンの表紙つきリンクを、まあまあ面白かったものは表題のみのリンク。そのほかはリンクなしとしました。

読んだ本は、随分とはずれも多かったけれど、いい本もいくつかあった。その一つが「恩地孝四郎 一つの伝記」池内紀です。これまで池内紀の作品を読んだことがなかったのですが、すごい人ですね。この本を読んでから恩地の展覧会が観れたならという気持ちがひとしお強くなりました。これは小説ではないので恩地の人となりは描かれていないけれど、改めて恩地の伝記を読んでみたいと思います。もっともこの本も伝記だけれど、僕の思うようなことは何も書いていないのです。すごいことだと思います。恩地の表現を4つぐらいに分けて、その表現にかんして恩地を語る。よく分析されていると思う。時代の中で作られていく表現であるがゆえに当時の周辺の事情にも筆をさかねばならないのだから、いささか回りくどいところがあったり、章が変わると既に語ったことを繰り返さなければならないところが多々ある。たしかに恩地はすごいのだけれど、これだけ多様な活動を綺麗に切り分けている池内の技量に驚かされた。戦後に恩地の評価、芸術にかんしてではなく生き方に対してどのような評価がなされたのだろうか。この本に啓発されて谷中安規の伝記である「かぼちゃと風船画伯」の中からおのずから恩地の位置が見えてきた。戦中の生き方について池内はあたらしい視点を提示していたのだとは思う。

一冊は知り合いの小説。ステマと思うので眉に唾して読んでほしい。「風嫌い」 田畑暁生である。著者は神戸大学の教授でメディア関連本の翻訳の第一人者である。最近は小説にも手を広げる。翻訳ではなく自著である。一作目は「あの頃、バブル」でそこそこ評判になったという。この本は第二作目という。ショートショートというのか、SFというのか、ありそうでありえない短い話からなる。なかなか皮肉やエスプリが効いている。短編が10数篇からなる。

その中で面白かったのは『百人の殺し屋』である。なんと殺し屋にアンケート調査をやった調査レポートという。調査項目は多岐にわたるので、ひとつだけ集計結果を紹介しよう。「仕事に関する1番の悩みは」という問いに対して「仕事を人に言えない」が25人、「死刑になるかもしれない」14人、「危険が伴う」10人などすぐに思いつく選択肢に続いて、「標的がいい人だと気が向かない」5人「腕が上がらない」4人「期日が迫ると焦る」3人、「後継者がいない」 2人、「小説のようにカッコよくない」 1人「洗っても血の臭いがぬけない」 1人、そして「特に悩みはない」 10人 、無回答 25人とある。

  著者自身が社会調査をやっていて、調査票調査のくだらなさを強く感じているのだろうと思う。この小編、調査内容の非現実さを忘れさせるぐらいに、社会調査という方法のくだらなさを楽しく紹介しているものだと同業者のひとりとして感心しきりである。

 

 

2019年11月の読書

【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女  今村夏子 朝日新聞出版 2019.6

 万波を翔る 木内昇 日本経済新聞出版社 2019.8

×東京ワイン会ピープル 樹林伸 文藝春秋 2017.11

新版-犬が星見た-ロシア旅行 (中公文庫) 武田百合子 中央公論新社 198201

うちの旦那が甘ちゃんで 5 神楽坂淳 講談社 2019.9

落花狼藉 朝井まかて 双葉社 2019.8

最後の伊賀者 司馬遼太郎 講談社 200702

風嫌い 田畑暁生 鳥影者 201904

「捨てなきゃ」と言いながら買っている 岸本葉子 双葉社 2019.8

〇恩地孝四郎 一つの伝記 池内紀 幻戯書房 201205 

 

 緋色のマドンナ: 陶芸家・神山清子物語 那須田淳 ポプラ社 2019.9

 誰が科学を殺すのか 科学技術立国「崩壊」の衝撃 毎日新聞 毎日新聞出版 2019.10

 まちの居場所 ―ささえる/まもる/そだてる/つなぐ 日本建築学会編 鹿島出版会 2019.9

「姐御」の文化史 伊藤春奈 DU BOOKS 2019.10

 高齢社会白書 令和元年版 内閣府 日経印刷 2019.7

 大東京建築遺産さんぽ内田史郎 エクスナレッジ 2019.8

 定点写真でめぐる東京と日本の町並み (青春新書インテリジェンス) 二村高史 青春出版社 2019.10

 東京戦災記録スケッチ集 ほろびの街 昭和20年(1945)~21年(1946)集 高橋春人 PHPエディターズ・グループ 2019.8

 100年前から見た21世紀の日本 大倉幸宏 新評論 2019.1

 台北以外の台湾ガイド松田義人 亜紀書房 2019.6

 北欧 ヴィンテージ雑貨を探す旅 (私のとっておき) おさだゆかり 産業編集センター 2019.7

 コグニサイズ・コグニライフで認知症は自力で防げる! 島田裕之 すばる舎 2018.4

写真みたいな絵が描ける 色鉛筆画 三上詩絵 日本文芸社 2019.9

江戸・戦国のくずし字古文書入門 菅野俊輔 扶桑社 2019.9

パリ在住の料理人が教える 作りおきできるフランスのお惣菜 えもじょわ KADOKAWA 2019.4

おかずマリネ (ei cooking) 荒木典子 枻出版社 201403

 

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2019.11.16

行き止まりの旅 海芝浦駅

 先日とても奇妙な駅を訪問しました。JRの鶴見駅から鶴見線にのって十数分で到着します。駅の名前は海芝浦といいます。

 この駅の奇妙さは、東芝の工場に入る改札口しかないということです。一般の乗客は改札口を出ることができません。終着駅のくせに、ここから乗ってきた電車で戻る以外の選択肢はないのです。

 プラットホームは海に面しています。全面海の絶景です。反対側は東芝の敷地でまったく入れません。要するに一般客にとってはデッドエンドのなにもない駅なのです。

 

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 ただ駅の構内に東芝が敷地を提供して本当に小さな公園を用意してくれています。海芝公園といいます。海に面して実に素晴らしい景色が楽しめるのです。

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  さてこの駅に行ったはいいのですが、帰りの電車が1-2時間に1本しかないのです。のってきた電車を逃すと次は1時間以上この小さな公園にいる以外に方法がないのです。そのために滞在時間が14分(別の時間の電車の場合は8分)しかないのでした。 ここへの線路は草がしげっていてとてもローカル色が強かった。

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  この旅行、いつもの3KYでのプチ旅行でした。この日は、最初に鶴見線海芝浦。ついで鶴見のかつて有名だった沖縄タウンで沖縄そば。

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 そのあとに曹洞宗大本山総持寺散策。境内の広大さと今も修行をつづけるお寺の持つ緊張感を感じました。鶴見川を渡って潮見橋を渡った先に潮見湯という銭湯に立ち寄りました。サンルームに植物が満載ののんびりとした開放感のある銭湯でした。

 最後はその横にある立ち飲み屋で締めくくりました。帰りがけに鶴見川の潮見橋からの素晴らしい夕陽を眺めてきました。出会いがいくつかありました。一つは銭湯にお酒を飲んで入り二度も転んだ小学校の後輩とその先輩の二人組。おふろの後に偶然立ち飲み屋で再び遭遇。なんとも奇妙な旧知の仲のような感覚で談笑。そのあとの橋のたもとでは、85歳の元気なお  ばあさんと先日の台風の話。彼女は岩手からでてきてから鶴見在住40年。現在ひとり住まいだそうだ。

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 わが家を出たのが10時少し前、鶴見まで1時間ちょっとでした。そして家に帰ったのが夕方の6時前です。でもとても遠くに行ったような旅行でした。

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2019.11.01

2019年10月に読んだ本

2019年10月の読書

今月の読書で面白かったのは在野研究関係の二冊だ。研究機関に所属せずにほかの仕事をしながら研究生活をおくる人々の話である。「これからのエリック・ホッファーのために」というのは少々敷居が高い。大成した研究者ばかりで、読んでも役に立つとは思えない。もう一冊の方はどのようにしたら在野研究を続けられるのかを示しているという意味でずっとおもしろいし役に立つ。しかも肩ひじ張らずにいい加減にやることを進めているのがいい。小説は2冊だけだったらしい。原田マハは、読み過ぎで食傷気味であるが、読みやすくおもしろい。
現在の僕の関心に近いのは、「平成経済衰退の本質」金子勝だったが、最後は安倍批判に終始してしまっていて、肝心な将来への展望がみえてこない。安倍打倒で解決するような現状ではないのではと痛切に思う。
「暴走老人」関連で3冊読んだけれど、暴走老人への視線の違いが明白だった。藤原智美は上から目線で書いているし、高橋ユキは裁判傍聴記録から主観的な感想の垂れ流しである。谷本真由美だけが、暴走せざるをえない老人の社会的背景からとらえている。

 料理関係では、季節がよくなってきたので改めて「干し野菜」の本を二冊。11月に入ったらトライしてみよう。酒造りの本二冊。いずれも永田十蔵さん。自家製の酒づくりに哲学と異常な執念をみせるので、読んでいて楽しくなる。とても専門的なので気楽にチャレンジするにはかならずしもお勧めできる本ではない。

 

 

2019年10月
在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活 荒木優太 明石書店 2019.9

これからのエリック・ホッファーのために: 在野研究者の生と心得 荒木優太 東京書籍 201603

×世渡りの日本史 苛烈なビジネスシーンでこそ役立つ「生き残り」戦略 本郷和人 KADOKAWA 2019.5

 平成経済 衰退の本質 (岩波新書) 金子勝 岩波書店 2019.4

 美しき愚かものたちのタブロー 原田マハ 文藝春秋 2019.5

 火のないところに煙は 芦沢央 新潮社 2018.6

 幻想の花園:図説 美学特殊講義 谷川渥 東京書籍 201504

脱! 暴走老人 英国に学ぶ「成熟社会」のシニアライフ 谷本真由美 朝日出版社 2018.10

 暴走老人・犯罪劇場 (新書y) 高橋ユキ 洋泉社 2017.12

 暴走老人! (文春文庫) 藤原智美 文藝春秋 200708

 木嶋佳苗 危険な愛の奥義 高橋ユキ 徳間書店 201205

 今日からはじめる干し野菜 庄司いずみ 家の光協会 201202

 朝から干して晩にはおいしい 毎日使える 干し野菜レシピ (PHPビジュアル実用BOOKS) 田中可奈子 PHP研究所 201303

わが家でできるこだわり清酒―本格ドブロクも指南 永田十蔵 農山漁村文化協会 200609

誰でもできる手づくりワイン―仕込み2時間2か月で飲みごろ 永田十蔵 農山漁村文化協会 200601

 ポリ袋だから簡単! 発酵食レシピ (青春新書プレイブックス) 杵島直美 青春出版社 2019.8

 ぜ~んぶ入れてスイッチ「ピ! 」炊飯器で魔法のレシピ100 牛尾理恵 主婦の友社 2019.8

×No.1家事代行「ベアーズ」式 楽ラクうちごはん 高橋ゆき 世界文化社 2018.12

 手作りがうれしい木版画年賀状: 基本のテクニックからデザインのコツまで詳しく解説! 原田裕子 誠文堂新光社 2019.9

 東京の市場さんぽ 柴山ミカ エクスナレッジ 2019.9

 しかけは世界を変える!! 松村真宏 東京ニュース通信社 2019.7

 図説 ヨーロッパ宮廷を彩った陶磁器 (ふくろうの本/世界の文化) Cha Tea紅茶教室 河出書房新社 2019.7

 最高のラジオ体操 青山敏彦 朝日新聞出版 2019.7

×「よく聞こえない」ときの耳の本 2020年版 (週刊朝日ムック) 小川郁 朝日新聞出版 2018.9

 

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2019.10.01

2019年9月に読んだ本

  台風15号は大きな台風で、大阪での台風被害と同じぐらいの被害が出ると気象庁は強く警告していた。この台風についての政府の対策やマスメディアの報道について云々する気はない。まさに気象庁が警告していたように、大きな被害が起こってしまった。千葉県全県でじつに長期の停電がおこったのである。理由を説明している記事のなかの一枚の図がこれだ。

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 この図が示すように大多数の送電線の鉄柱が70年代に作られているという。要するに大多数がいまや40年以上過ぎていて老朽化が進んでいることを示している。これらのメンテナンスが行われているならば問題はない。しかし、これだけ多数のものを着実にメンテナンスができるのか。福島以降東電は業績を回復させるために信じられない削減をすすめている。それがメンテナンスの削減であった。単に鉄柱の問題ではない。電信柱もしかりである。倒木に対する対策などもしかりである。それらを一切怠ってきたのではないか。

 ここでいいたいのは東電の問題ではなくて、昭和平成に作られた各種のインフラ、高速道路、橋梁、建築物が平成大不況の流れのなかで目に見えるものにしか金をかけない風潮のもとに、まったくメンテナンスがなされていないという事実を今回の台風が明らかにしたということである。金をけずることができるものならば食品偽造、検査や検査データのねつ造なども、罪の意識なくというよりは、組織にとってよかれと思ってやってしまうのである。たぶんこれが平成の凋落の基本にあるのだろうと思う。平成で手を抜いたつけをこれからは国民と国が払い続けなくなるのだろう。たいへんなことである。

今月は、月末から旅行にでるので少し早い目にまとめてみた。

小説は、同潤会代官山アパートメントがおもしろかった。近代建築の話かと思ったのが小説であった。多世代にわたる家族の同潤会アパートがなくなるまでの話である。先日中野の団地を見に行った後だったので興味深かった。ハードラックは、平成に激化した格差社会のなかで落ちこぼれた若者が闇の世界に巻き込まれていくという話だ。

訓読と漢語の歴史は、中国語ではなく日本語としての漢文の問題を扱ったもの。なかなか勉強になる。すりながしのレシピはなかなか実用的で、しかもおいしい。どんな野菜でもすりながしにできるのがいい。川瀬巴水作品集はいい。もっとも脂が乗り切った時期のものは、書籍の中にあってもじつにほれぼれする。この本のすごいのは、彼の生きた時期にあわせて編集されていることだ。晩年の作品のいきおいのなさが一目瞭然にみてとれる。芸術家の厳しさがあらわれている。

 

2019年9月の読書

 隠蔽捜査 (新潮文庫) 今野敏 新潮社 200802

同潤会代官山アパートメント 三上延 新潮社 2019.4

ハードラック (講談社文庫) 薬丸岳 講談社 201502

×粋と野暮 おけら的人生 畠山健二 廣済堂出版 2019.8

 

訓読と漢語の歴史[ものがたり] 福島直恭 花鳥社 2019.2

 呑川のすべて;東京の忘れられた二級河川の物語 近藤祐 彩流社 2019.8

 江戸「古地図」探訪 (TJMOOK) 時代の変遷を愉しむ散策ガイド付き 菅野俊輔 宝島社 2019.5

 私の好きな 文房具の秘密 菅未里 枻出版社 2019.4

川瀬巴水作品集 川瀬巴水 東京美術 2019.7

大ヨセ」集中講義 ~勝負を決める7つの法則~ (マイナビ囲碁ブックス) 片岡聡 毎日コミュニケーションズ 200611

 

 おもてなしのシンプルフレンチ狐野扶実子 世界文化社 2019.4

すりながしのレシピ: 旬野菜とだしで作る からだにやさしい日本のスープ 長島博 誠文新光社 2018.10

 玉ねぎ×ワタナベマキ=だし・うまみ: 玉ねぎブック (食の方程式) ワタナベマキ 誠文堂新光社 2018.10

  みんなのきょうの料理ランキング 材料別ベスト100レシピ (生活実用シリーズ) NHK出版 2019.5

 

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2019.09.28

くずし字にチャレンジ中

江戸近郊道しるべ

 

くずし字のお勉強に今読んでいるのは、村尾嘉陵の「江戸近郊みちしるべ」です。この本を読む気になったのは、今住んでいる場所に、1821年陰暦の8月8日御年72歳の身でやってきたからです。それにほとんどすべての名所を歩いているので、どこを読んでも結構しっているところばかりです。
使っているテキストは、国立国会図書館デジタル化資料 自筆本「江戸近郊道しるべ」によっています。全26巻です。


国立国会図書館 江戸近郊道しるべ

これの翻刻版が東洋文庫から公刊されているので、読みがあっているか、分からないときの正解を知ることができるわけです。

 

さらに、ていねいにも現代語訳「江戸近郊道しるべ」も公刊されているので、なにが書いてあっても大丈夫です。

 

読みたい巻を国立国会図書館本からPDFファイルでダウンロードしてIpadで読んでいます。文章を自由に拡大できるし、次に読むときもみおわったところから始められるのでたいへんに便利です。読みながらかならずコピー用紙の裏紙に万年筆で読みを書いていきます。切りのいいところまで読んだら、東洋文庫版の近郊道しるべの翻字と照らし合わせます。東洋文庫版と国会図書館本は別の人が書写しているのでたまに違いがありますが細かいことは気にしません。意味が知りたければ、現代語訳にあたればいいのですが、やっぱりかなり雰囲気が違うのであまりおすすめしません。これをみなくても意味はよくわかります。地名やお寺、神社については東洋文庫版に注釈が書かれているので十分です。

 

村尾嘉陵(1760-1841)はそれなりの身分の武士だったそうで、彼がこの文章を書いたのは47歳から71歳の間です。文章を読んでいると、ごくふつうの人という感じです。ただ時々和歌をたしなんだり、漢詩を書いたりと、さすがに教養の違いを感じさせられますが、嫌味なところはまったくなく、ただその時の感興を表現するのにそれがふさわしいからそうしているだけという感じです。すべて一日の記録が単位になっています。この書物に「みちしるべ」と後世の人がなづけたのは、要するに行楽地までの道案内が主となる書だからでしょう。

 

「堅川通りより天神川にそひて、天神橋をわたり、天満宮のうらより川にそひて東に行、香取大明神の社に参り、それより猶東行五七丁にして六番目常光寺」(六阿弥陀道のり8巻)

 

こんな文章が基本ですから、いたって意味はとりやすいのです。それに漢字も地名やお寺神社関係ですから、知っているものが多く推測しやすいのです。
しかも文体は、基本的には仮名文字が主体です。われわれが使っている書きことばと違いはほとんどないといえるでしょう。江戸時代の公文書とは大違いです。あの文章はいったいなんなのでしょうね。それに村尾さんは漢字を多用しないのがいい。難しい漢字はほとんどでてきません。

 

読んでいてびっくりしたのは、磁針というものをもって散策しているのです。あるところで磁針をふってみると書いてあるところがありました。まあいってみればスマホをもっているようなものなのでしょう。それにお寺の鐘などで現在時刻をいつも正確に把握しているようです。体内時計もあるのだから、そうびっくりしたものではないでしょうけれど、時刻に関する記述はしばしばあらわれます。もちろん距離については上にもあるように随所に言及されています。「道しるべ」ですから当然のことでしょう。

 

ということで現在、半分近くよみ進んでいます。でもまだまだ「あんちょこ」なしでは全然だめでしょうね。

 

くずし字辞典を引いて古文書を読もう
どんな辞書がいいのか、また辞書をどのように使うかがわかるたいへん実践的な本でした。この本を読んで児玉幸多のくずし字辞典を使う気になりました。でもなかなか難しいですね。本気で古文書よむならば、この辞書をつかいこなせなければだめでしょうね。

 

実際につかうことがあるのは、以下の二冊です。
くずし字解読辞典
https://amzn.to/2nsmZsP

かな字典
https://amzn.to/2lSJt68
 このかな字典は例がじつに豊富でやくだっています。

 

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2019.09.03

趣味の懐石料理

本との出会い

こんなタイトルの本にであってしまいました。

茶事の懐石料理がホントに一人で作れる本

入江亮子、世界文化社、2018.3

 

 

 

内容紹介にこう書いてありました。「もともと懐石料理は、「食は飢えぬほどにてたる事也」程度でよいもの。飯、汁、向付から煮物椀、焼き物、湯桶、香の物まで、茶事の懐石料理を一人で作る極意と、レシピを紹介します」

ほんとうにできるかなということで、とりあえずは実験台になってくれる人を探しました。昔からの知人で後輩すじにあたり無理がきく関係なのでご夫妻をご招待したのは831日のことです。失敗しても大丈夫。

当日の品書きです。正式にはなんというのでしょうね。お茶のことなんにも知らないので無手勝流です。

 

1.ご飯

 汁 青もみじとあおさのり

 向付 鯛の昆布締め 花穂紫蘇 加減醤油

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2 煮物椀 海老真薯 

 添え物 花びら人参、小松菜

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3 焼物 鰆の西京焼き

 添え物 しょうが平切り

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4 預け鉢(冬瓜鉢)

 エビ、枝豆、冬瓜、吉野くず仕立て。しょうが風味

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5 箸洗い 吸い物仕立て

 オクラのすりおろしとジュンサイ

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6 八寸 

  ばい貝、海ぶどう三杯酢、イチジクの田楽みそ

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7 湯桶と香の物

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こんな感じで進行いたしました。失敗はいくつかありましたけれど、最高なのは4番目の預け鉢です。せっかく冬瓜をくりぬいたのですが、肝心な煮た冬瓜を冷蔵庫に入れ忘れてサーブしてしまいました。それと6番の八寸ですが、海ぶどうを別な向付にいれたのですが、つけ汁を面倒だからと海ぶどうにかけてしまいました。びっくりしたことにあっという間に海ぶどうがつぶれたぶどうになってしまいました。つけ汁につけるように食せねばならないようです。

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2019年8月に読んだ本

夏らしい夏でした。どこに出かけることもなく夏休みらしい過ごし方ができました。大学で働いていた時は、夏休みは自宅で研究、9月になってから旅行にでかけるというパターンが多かったと思います。

今月は小説の当たり月でした。「渦 妹背山婦女庭訓魂結び」大島真寿美。評判の一冊です。大阪弁で書かれているので会話を聞いているような感じですいすいとよめました。内容的にはどうでしょうか。「とめどなく囁く」桐野夏生。手慣れた書き方でよみやすい。結論は予期通り。「そして、バトンは渡された」瀬尾まいこ。奇想天外な設定だけれど、血のつながった家族の在り方に鋭い批判をくわえていると思いました。いずれもおもしろく読めました。

「70s原宿原風景 中村のん」は小説ではなく70年代の原宿に集まりクリエーティブな仕事をしていた多様な人々が、といっても彼女の知り合いの範囲だが、モラトリアムから仕事の手がかりをえて成長していくその時期の思い出を、あくまでも原宿という場にこだわって書いている。場所と生きざまは強く関係するのですね。

70s原宿 原風景 エッセイ集 思い出のあの店、あの場所

 

原宿は小学校から大学卒業ごろまで地元からごく近い場所。そして彼らがうごめいていた時期にはすでに大学卒業後で時間的に数年間ずれている。大学闘争が終わってからあとの時代だ。あの場所で彼らが自分というものを作り上げていく様子を垣間見るような気持ちだ。この本の流れで「霞町物語」浅田次郎、「時をかけるヤッコさん」高橋靖子も読んだ。霞町も僕のテリトリーに近い。高橋靖子さんの本は上の本と関係する。

そのほかでは、「戦後経済史 私たちはどこで間違えたのか」野口悠紀雄が内容的にはいま一つだけれど、平成という時代がいかに悲惨な時代であったか再確認することができた。これからの展望がみえる本ではない。「江戸時代の神社」高埜利彦は、あまり知らない江戸時代における神社について書かれた本だ。明治維新にあれだけ激しい廃仏毀釈が行われた理由が知りたいと思ったけれど、本書ではあまりよくわからなかった。「変わる廃墟写真集」BACON。なんといってよいか全然わからないけれど、すごい本だ。場所も名前も書いていない。考えてみれば名所旧跡を眺めることは多いけれど、今現在みているものが、まさに「廃墟」へのプロセスを歩んでいると感じさせる。新築の建物も竣工したときから「廃墟」なのだ。刺激的な写真がいっぱい。

食べ物関係では最近はずれが多いのは、作る意欲がおちているからで、本のせいではないと思う。

今月は眺め読や放棄読みも結構あった。

 

2019年8月の読書

△渦 妹背山婦女庭訓魂結び 大島真寿美 文藝春秋 2019.3

△とめどなく囁く 桐野夏生 幻冬舎 2019.3

  未熟なり 牧秀彦 徳間書店 2019.8

△そして、バトンは渡された 瀬尾まいこ 文藝春秋 2018.2

×守銭奴の遺産 イーデン・フィルポッツ 論創社 201606

△70s原宿原風景 中村のん/編 DU BOOKS 2019.5

△霞町物語 浅田次郎 講談社 200011

  時をかけるヤッコさん 高橋靖子 文藝春秋 201507

×ありのすさび 佐藤正午 岩波書店 200101

 

△戦後経済史 私たちはどこで間違えたのか 野口悠紀雄 日本経済新聞出版社 2019.4

  満腹の情景 “日本の食”の現在 木村聡 花伝社 2019.5

〇江戸時代の神社 高埜利彦 山川出版社 2019.6

△帝国ホテル建築物語 植松三十里 PHP研究所 2019.4

  江戸切絵図「東都青山絵図」 嘉永6年 尾張屋板 渋谷区教育委員会 200303

  東京人 no.399(2018年8月号) 縄文散歩 都市出版 201808

  新宿御苑 誕生までの三二〇年とその後 上野攻 文芸社 2019.3

〇変わる廃墟写真集 BACON/監修 KADOKAWA 2019.5

  発掘された日本列島 2019 文化庁 共同通信社 2019.6

×マンガ宝くじで1億円当たった人の末路 鈴木信行 日経BP社 2018.11

×東京のナゾ研究所 河尻定 日本経済新聞出版社 2019.7

 

  台湾名建築めぐり 辛永勝・楊朝景 エクスナレッジ 2019.3

  ニュージーランド南島 大自然が生んだ景観を満喫する 矢野晋吾 日経BP社 200311

  ニュージーランド北島 和田哲郎 日経BP社 200311

 

  うちの香草育てる食べる 薬味とハーブ18種 大田垣晴子 KADOKAWA 2019.6

△茶事の懐石料理がホントに一人で作れる本 入江亮子 世界文化社 2018.3

  世界一美味しい手抜きごはん はらぺこグリズリー KADOKAWA 2019.3

  わが家のおかずサラダ 根岸規雄 世界文化社 2019.7

  タニアのドイツ式シンプル料理 門倉多仁亜 NHK出版 201302

  スペイン温もりの食卓 おおつきちひろ 文化学園文化出版局 201306

  知っておきたい魚の基本 えい出版社 201111

  うつぶせ寝健康法 川島みどり ベストセラーズ 200512

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2019.08.02

2019年7月に読んだ本

7月29日に間の外れた梅雨明け宣言であったが、東京もやっと夏入り。といってももう8月になる。七月は梅雨寒が続いた。すごしやすい梅雨であった。7月は箱根に行ったのが唯一の旅行。あとは静かに自宅。小説は特にあたりはなかった。原田マハも食傷気味。万城目は小遣い稼ぎのエッセイ。シーソーモンスターは図書館で大人気だが、今一つAIのもたらすものについて、まったく切込みがない結論はどうなのか。三羽のヘダッブは、スポーツ根性ものなのか。引き込まれるけれど、あまり感動するものはない。

今月は、二度ほどワイン造りにチャレンジ。たしか先月にキュウイを使った本格的な発酵酒づくりにチャレンジし見事失敗。今回は最初から100%果汁を使っての発酵酒づくり。ジュース1リットルにワイン酵母0.5グラムで3-4日間。まずくないけれど、本物の500円クラスのワインの方がずっとおいしい。

その関係の本で「酒を食べる エチオピア・デラシャを事例として」砂野唯を読んだ。驚くべきことに発酵酒を主食にする民族がいるのだ。モロコシなどを発酵させてつくる。これを一日中飲むという。もともとはこのような食事形態がもっと一般的であったという。この本は学術書なので読んでそうおもしろいものではないけれど、発酵酒にチャレンジ中の見にとっては、なんともわくわくさせてくれる本であった。

 ノンフィクションなのだろうが、線量計と奥の細道 ドリアン助川は、面白かった。奥の細道ということで、おくの細道を原本で読んだばかりだったので興味深かった。現地の現在のレポートだからなまなましい。そのうえこの旅の目的が、東北の今を体験するということにあるのだから。僕も2011年には線量計を買って柏あたりまで出張ったことがある。だから、あらためて2018年の時点での各地の線量に関心がある。自分の住んでいるこの土地を、その広さとその位置は、外海に浮かぶ島の比ではない。まさに我々にとっては一等地なのだが、それをこれから数十年も住めなくなるようにしてしまった。

「東京映画地図」宮崎祐治。イラストで都内の全域のロケ地を紹介した地図。残念なことに熱心な映画ファンでないこともあって、内容とその場所とがシンクロしない。でもこの地図にはかつてあった映画館も少佐に記録されている。当時の街の様子がクリアーに思い出されるのである。

結構おもしろい本にであった月であった。

 

 

2019年7月

 シーソーモンスター 伊坂幸太郎 中央公論新社 2019.4

×ザ・万遊記 万城目学 集英社 201004

 ヘダップ! 三羽省吾 新潮社 201611

 旅は道づれきりきり舞い 諸田玲子 光文社 2019.5

 行基 菩薩とよばれた僧 岳真也 KADOKAWA 2019.4

 常設展示室 原田マハ 新潮社 2018.11

△線量計と奥の細道 ドリアン助川 幻戯書房 2018.7

ご飯が炊けるまでに一汁三菜 田村隆 実業之日本社 201002

北京のやさしいおかゆ ウーウェン 復刊ドットコム 2019.4

リンゴのお酒シードルをつくる アドバンストブルーイング 農山漁村文化協会 201509

△酒を食べる エチオピア・デラシャを事例として 砂野唯 昭和堂 2019.3

 日本の盛期モダニズム建築像 吉田鋼市 王国社 2019.5

△看板建築 昭和の商店と暮らし 萩野正和 トゥーヴァージンズ 2019.6

 日本の城下町を愉しむ 黒田涼 東邦出版 2019.5

〇東京映画地図 宮崎祐治 キネマ旬報社 201608

 大千住 美の系譜 酒井抱一から岡倉天心まで 足立区立郷土博物館 /編 2018.10

△バブル経済事件の深層 奥山俊宏,村山治 岩波書店 2019.4

×天才はあきらめた 山里亮太 朝日新聞出版 2018.7

 奈良のミュージアム 松田真一 雄山閣 2019.4

 秀策極みの一手 高木祥一 日本棋院 201012

 珍奇植物 藤原連太郎 日本文芸社 2019.6

△ここが知りたい!デジタル遺品 古田雄介 技術評論社 2017.8

×頼れるドクター港・渋谷・目黒・品川・大田ドクターズファイル編集部 ギミック 2018.12

 

 

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